そばこもぐもぐ。

雑食の雑文です。

ピンクとグレー観てきました【2回目。もちネタバレしちゃってます】

もう今日は仕事でグッタリすることあり、見出しとか丁寧なことしてらんないです、書きたいこと書きたいように書いてやるんだ、そうするんだ。世知辛い、世の中は世知辛い。

はい、そしてそんな世知辛い世の中を62分後の衝撃にて表現している映画でおなじみピンクとグレー。土曜日の夜、渋谷にて2回目観て参りました。今回はあらすじは知っているので、前回ちょろっと気になったことを重点的に観てみました。

moatjiang88.hatenablog.com 前回の記事。

 

  1. 一蘭ラケルの勝負シーン
  2. サリーについて
  3. 加藤先生の出演シーン

1.一蘭ラケルの勝負シーン

このシーン、勝負してるのロクシタンカフェじゃないですか。これがどうも毎回気になっちゃう。お金に困ってる描写がある訳じゃないんでいいっちゃいいんですけど、ロクシタンカフェの単価を考えると二人がここにいるって設定的にどうなのって気になっちゃう。

ドリンクで700円。アイスティー頼もうと思ったら900円するぜ!これを食べ盛りな男の子二人で行くかね?あそこまで渋谷にこだわってるのに、なぜロクシタンカフェ…。渋谷TSUTAYAのスタバじゃダメだったんだね…。まぁ大人の事情なのかな。でも気になりました。その後のシーンで思いっきり1階のロクシタンの看板も出てるし。

 

2.サリーについて

前回サリーについて気になって、今回は劇中劇から現実シーンも通して、サリーに注目してみて思ったんですけど、サリーの描写が雑っていうか、もっと魅力的な人であって欲しかったなって思うんですよね。私、原作のサリーがとても好きで。ごっちの(そして描写はないけど多分りばちゃんの)初恋の相手であるサリー。芯があって、自分の世界観を持って生きるサリー。弱さ故かもしれないし、自分の生き方がそうさせたのかもしれないけど、ごっちとは違う相手とすんなり(かどうかはわからんが)結婚して自分の人生を歩んでるサリーが、私は好きです。
それが、映画ではサリーが持つ弱さにフォーカスされすぎちゃってる感じがして。りばちゃんをなんであそこで受け止めちゃうかな、とか。え、そんな言われっぱなしな感じですっけ?とか。なんか、母性を間違って捉えた女性が陥りがちなダメ男ホイホイ的な女性になっちゃってるんですよね…。悲しい。ごっちとりばちゃんの友情物語がメインなのはわかるとしても、もうちょっと描き方あったと思う。自分の表現物あんなんされて、泣いて終わっちゃう感じが一番サリーっぽくない!いや、そうか、そもそも映画ではりばちゃんの絵はないんだもんな…ごっちの分しか描かないっていうのがそもそも一番らしくないか…。

 

3.加藤先生の出演シーン

前回は思い切り見逃してたけど、今回はちゃんと確認できました。でも!私もう1シーン、加藤先生に見えて仕方ないシーンがあるんですよ!!!ごっちとりばちゃんがドラマで共演するシーン。現場を見守るスタッフの中にニット帽被ってる人がいるんですが、その人が加藤先生に似てません?!前回「あ、ここかな?」って思ってその後油断して、答え合わせしたら全然違うっていう。「いやあの人誰だよ!」みたいな(笑)2回目観てみても、やっぱり似てたなーーー。

 

2回目観てみて、やっぱり俳優陣が皆素晴らしい演技してるなーと思いつつ、小説の世界観との違いをどうしても探してしまう悪い癖が出てしまいました。もちろん全く同じにするなんて出来ないと思うんだけど、でもやっぱり、結構サリーの存在はあの物語の中で小さくないと思うんだよなー。あと、お姉さんのことごっちが好きだった、みたいな描写も、説明的にはそうしなきゃいけないかも知れないんだけど、却って二人の関係が安っぽくなっちゃったな…と思いました。でも、好きなシーンもあるんですよ。ファレノプシスを聴くりばちゃん(河瀬)とか、ごっちの活躍が嬉しくて悔しくて焦ってベッドで悶えるりばちゃん(河瀬)とか。(やっぱ河瀬いい俳優だよな…)映画は映画としてもっと楽しめるのかもしれないなと思いつつ、それにはもうちょっと時間が掛かるのかもしれないなーと思いながら渋谷の夜から田舎に帰ったのでした。