そばこもぐもぐ。

雑食の雑文です。

キャリア論からNEWSを見つめてみる試み。

キッカケはふとしたやりとりから。

昨日、NEWS担の方とLINEでやり取りしてたんです。(NEWS担3人のグループなんですけど、2人でやりとりしててもう一人は朝そのやりとりに気づいたそうな。その通知数242。朝から爆笑した)そのやり取りの中で

「NEWSはドラマの主役はれる感じしないなぁ…」

という一言が飛んできてですね。まだまだ新規な私はそこらへんよくわかんない(そして俳優の素質云々みたいなのも超疎い)んですが、ふと思ったわけです。

「うーん、でも役割が人を育てるっていう育成セオリーもあったりするしな…」

と。普段からキャリア論とかチームビルディングみたいなことが自分の領域だったりするので、NEWSと絡めて考えてみようかなと思い至りました。

まぁプロじゃないし、これが全てにおける正とは思ってないっていうのと、なんかやってみたくなったんで、やってみます。

 

Planned Happenstance Theory.

「計画的偶発性」とかって言ったりします。スタンフォード大学J.D.クランボルツ氏が提唱したキャリア論です。

計画的偶発性理論 - Wikipedia

私がこのキャリア論の好きな所は、

  • 人生の8割は思った通りには進まないことを前提とする
  • 職業や職種などよりも、自分がどう在りたいかというイメージに向かって行動することでチャンスが訪れる

っていう所です。何か一つのことを極めようとすることは、視点を変えると他の選択肢を捨てているということだ、という点においても、昔みたいにしっかりと役割が与えられていた社会(ex.男性は仕事、女性は家庭)よりも、何者にもなれるが何者であるかは自分で決めねばならない、という今の社会にフィットするよなーと感じています。

何か挑戦してみようという時に、前例や慣習に流されず、とりあえずやってみようという勇気と行動力が、新しい可能性やチャンスを引き寄せるよねっていうのがPlanned Happenstance Theoryのポイントです(多分)。

Planned Happenstance Theoryをどう引き寄せるか

じゃあ、その計画的偶発性(という種類のチャンス)をどう引き寄せるか知りたいって思う人(がいればいいな)に、もうちょっとだけ。J.D.クランボルツ氏は、以下の5つが計画的偶発性を引き寄せる行動特性であると言います。

  1. 好奇心[Curiosity]
  2. 持続性[Persistence]
  3. 柔軟性[Flexibility]
  4. 楽観性[Optimism]
  5. 冒険心[Risk Taking]

まぁなんとなく想像つきますよね。

「自分の専門領域だけにとどまらず(好奇心)、一度始めたらある程度成果が出るまで実行(持続性)し、あらゆる出来事に対して前向き(楽観性)に、受け入れる(柔軟性)。知らないことに飛び込むリスクを背負える(冒険心)人」

みたいな感じ。一見似ているようでも、夢だけ見て実行が伴わない人とはちょっと違いますよね。行動力あるんだけど、毎回言ってることもやってることも違わねぇか、みたいな人だと、持続性が行動特性として足りないね、とか。でもそれが自分で認識できたら後は行動を少しずつ変えていくことで、計画的偶発性を引き寄せることもできるんですね。そう、自己認識(客観的な自己分析)って大事。

NEWSはPlanned Happenstance Theoryの体現者である。

はい、やっとNEWSです。いや、私ね、まさに今のNEWSに計画的偶発性を引き寄せてる感をビシビシ感じるんです。

  • 相次ぐ脱退や活動休止など、様々な出来事を乗り越えて4人でやっていこうと決めたNEWS(楽観性、持続性)
  • キャスターに週4で挑む小山くん、作家デビューした加藤くん(好奇心、柔軟性)
  • ニューアルバムQUARTET含む楽曲の攻めっぷり(冒険心)

…やべぇ新規すぎてエピソード全然出てこねぇ(笑)でも、新規の私でもわかります。彼等が止まっちゃダメだ、前に前に進むんだ!って思ってる感じ。

なんかの番組で小山くんが「人生は下りのエスカレーターみたいなものだ。そのまま立ち止まったらどんどん下降していく。上に上にって歩き続けなきゃいけないって言葉が好きだ」みたいなことを言ってたんですけど、あぁそういう気持ちを持ちながらそれでもメンバーが輝くことが一番だって言い切れるリーダーシップって素晴らしいなと思ったのを覚えていて。それはまさに今のNEWSの活動にも繋がってるんじゃないかな、と思った次第です。

鍵は加藤くんの批評性じゃないかと期待してみる。

あと、加藤担になった決め手はこれだな、と思うのは、加藤くんの批評性。批評性も計画的偶発性を引き寄せるには大事な要素だと個人的に感じているんですけど、上記に書いた行動特性と自分自身を照らしあわせて行動できるか、みたいなことって、批評性に繋がるんだと思うんですよね。

冒険心を持って行動することは大事だけど、「何が自分にとって冒険か」と判断できるかどうかってすごく大事。ジャニーズ事務所の中のグループのポジション、自分のポジション、グループの中の自分のポジション…。あらゆる役割の中で何を選択するかって相当冷静に自己分析できてないと成功しないと思うんですよね。それが結果、加藤くんにとっては小説だった訳ですけども、その選択がすげぇな、と。

どこまで批評性を持って取り組んだのか、それこそ計画的偶発性から生まれたものなのかは本人じゃないので想像の域を出ませんが、タイプライターズでアイドルについて語る彼や、小説で表現する「どこまでが彼のエピソードでどこからがそうじゃないのか」と抜群の塩梅で想像させるっていうのは自己批評の賜物じゃないかと。さすがタマフルリスナーだぜ。

Theme of "QUARTET"のメイキングで見せるリズム感ゼロの加藤先生が語るQUARTETのライナーノーツの秀逸さ。いやマジでクラウドのライナーノーツ読むだけでも価値あるからマジで日本語読める人全員読んで欲しい。

そして彼等のキャリアが確立していくことで「アイドルなのに、アイドルらしいことさえも、逆にカウンターになる」可能性があるということ。アイドルなのに非アイドル。だからこそ、アイドルらしいことも…(ゲシュタルト崩壊)。つまり、より彼等の一つ一つの活動に深みというか、今まで取り込めなかった層も取り組めるチャンスなんじゃないかな、と。いちごのないショートケーキみたいなアイドルだけど、だからこその月9主役、なんて未来が見える…ような見えないような…。そしてその鍵を握るのが、加藤くんの批評性なんじゃないかなと加藤担は思った(願ったともいう)。

 

…結局、加藤くんの素晴らしさを語りたいだけのブログになってしまった。てへへ。