そばこもぐもぐ。

雑食の雑文です。

小説新規の加藤坦がぜひ読んで欲しい作品「ダブル」がいいぞ。

くっそ忙しくてオタ活なんにもできてない。死ぬ。心が死ぬ。

いや、生活は続く、続くんだけど、心が死ぬよねって思うんですよね、心が死ぬ。(何回言うんだよ)

現場には行けない、行けないそんな私が今激推ししてる漫画があります。

ダブルです。謎に7話以外は全部読めるから読んで欲しい。

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無名の天才役者・宝田多家良と、その才能に焦がれ彼を支える役者仲間の鴨島友仁。ふたりでひとつの俳優が「世界一の役者」を目指す!『潜熱』の野田彩子が描く、異色の演劇漫画、開幕!!

もううだうだ言わずにとりあえず読んでくれって感じなんですけど、私は細く長くNEWSの加藤坦なんですが、そんな中でも「小説家として唯一無二のポジションを手に入れた加藤シゲアキ」に魅せられた一人として、このエントリを書いてみます。

結論から言うとですね、加藤シゲアキをはじめとする「そもそもめちゃくちゃ稀有な存在なのに、ある一定のフィールドに身をおいた故に自分の稀有な部分にさえ一時期自信をなくし、それでももがき続けた結果、もがきさえも昇華させて再び稀有な自分を再構築する」みたいな人が好きなんですけど(伝われ)、ダブルの鴨島友仁がまさにそれ!!!しかも表舞台に出てる人であるからこそ見えない闇の部分も含めて描かれるからもうこれはもう!!!!!!!!!! このダブルはまさに今そのさなかにいるのでもがき続けて這い上がるのかさえ不明だけど、もう胸がぎゅってなって立ち上がれないから観てくれ!頼む見てくれ!!!そして実写化は友仁を加藤さん、多家良を錦戸さんがやって!!!事務所の問題とか知るか、地上波じゃなくて全然いいから今すぐやって!!!!

 

あ、ここからは更に内容含めて書きなぐるので、作品気になったかたはこんなエントリ読んでないでとっととダブル読んでください。もう一回リンク貼っておくんでここでぜひ回れ右して!

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よし、読みたい人は回れ右したという前提でいきますよ。

 

ダブルの面白いところの一つは、「俳優」と「演出家」じゃなくて、「俳優」と「俳優」ってところなんですよ。一人の俳優が、俳優だからこそ魅せられたもう一人の俳優をサポートしていく。

一話目のラストがすごくその残酷さを表現してて「うわぁ…」ってなります。

「友仁さんのジェイクイズが見たい!」

多家良お前は

残酷だ

(中略)

「友仁さんどう?あぶくのような名声ほしい?」

「ほしい 俺だって世界一の役者になりたい」

そうしてお前と ふたりで 板の上で 語り合えたら

(ダブル「第一幕 お気に召すまま」より抜粋)

……はぁーーー!!!!!この天才の残酷な一言!!!!そしてそれに対して秀才の放つ絞り出すような渾身の一言!!!!!

なんかこう、チカラウタで語ったあのエピソードを思い出さずにはいられなかったんですよねぇ…。

「お前が本を書いたのは本当に嬉しい。でももっと頑張れ、誰よりも頑張れ」

「それがすごい嬉しかったんですけど、ずっとおしぼりでこうやって泣いていた。 っていうのがあって、この人とはまだしばらく会えないなって」

(チカラウタで語ったエピソード。言葉はニュアンスですごめんなさい)

好きだけど、好きじゃないように思おうみたいなことも言ってた気がする(いやニュアンスが過ぎる)んだけど、そういう所も含めて、今加藤さんの魅力になってるというか、武器にして戦ってる感じが私は大好きで。でも、当時は、もしかしたら今も、その「俺を圧倒させる(だからこそ憎いし憧れてしまう)存在」との葛藤って、ぐっと来てしまう。

ダブルの舞台は演劇ですけども、そんな葛藤の中でもがく美しさと残酷さみたいなのが本当にねぇ…いいんですよ…。

友仁の状況や描写を細かく理解してアウトプットする感じ、そしてそのアウトプットを持ってして俳優としての輝きを持っていたはずの二人が最新話で突きつけられる現実…!あああああああああああああって感じです(語彙力死亡)。

 

シンメ好きにはオススメです。シンメ好きじゃなくても一話は読んでみて欲しい。実写化するなら誰かって話で考察オタクは3日くらいは楽しめるはず。

 

本当はもっと書きたかったんですけど、久しぶりに書いたらやっぱり上手く書けないもんですね。あ、ダブル次回は12/27配信予定だそうです。待ちきれないけど、続き読むのも怖い。え、私?今とっても幸せです。